再受験生ひみさんの医学部生活

30代で医学部に入学した人間が、日常を綴るブログです

経済学系大学院の入学までにやらなくてはいけないこと

 

この記事にどれだけ需要があるか分からないんですが、自戒の意味も含めて書きたいと思います。

 

 

自分は元々、経済学系の大学院で勉強、研究していました。

 

その際、大きな壁となるのは、経済学の難易度が学部と大学院で全く違うということです。まー優秀な人は全然大丈夫なんでしょうけど、数学が苦手な自分は大学院での授業がとても辛かったです。

 

というのも、学部の経済学は、数学のレベルとして高校数学、数3程度でどうにかなりました(※)。一方、経済学系大学院での数学を証明まで理解しようと考えたら、理系の学部の物理数学をごりごりやってないと難しいと思います。実際は、計算できるくらいのレベルでよいとは思いますが。

 

 

では、大学院のコースワーク前に達すべきレベルは?

 

1)ミクロ経済学での水準

 

2)マクロ経済学での水準

 

3)計量経済学での水準

 

の3点で話したいと思います。

 

 

1)ミクロ経済学での水準

 

「経済学のための数学入門」(神谷和也、浦井憲) 東京大学出版会

を理解できるまでやりこむのがいいと思います。

 

定理の証明は分からなくても、こういう定理があるなと覚えるだけでもいいと思います。

 

 

2)マクロ経済学での水準

 

「内生的経済成長論〈2〉」(R.J. バロー, X. サラ‐イ‐マーティンなど)九州大学出版会

の巻末の数学補足ですね。正直あまり覚えてはないんですが、これが一通りわかってると楽な気がしました。

 

 

3)計量経済学での水準

 

計量経済学」(浅野 皙、中村 二朗 )有斐閣

が分かってるとだいぶ楽だった気がします。この本も表記は行列なので、行列表記の慣れているとだいぶ楽ですね!

 

統計学としては、古いですが

「経済分析のための統計的方法」(岩田 暁一)東洋経済新報社

ですね。

分厚い本なんですがその説明は色あせず分かりやすかったです。これが難しいなら、より簡単な参考書に戻ってまたこれに取り掛かって理解する、ですね。

 

 

 

これらの本を駆使して、院試が終わってから大学院入学の半年くらいの間に、徹底的に基礎を叩き込むようにすればよいかなと思います!

 

需要はないですが備忘録として笑

 

※もちろん学部でも高度な経済学を扱っているゼミ、授業はあります。