再受験生ひみさんの医学部生活

30代で医学部に入学した人間が、日常を綴るブログです

勉強の基本と応用

 
いろんな筆記試験を経験してきたなかで、自分の勉強法の骨格となるものができたので、今回それを紹介したいと思います。
 
 
【1】基本
同じ参考書を三回繰り返す。
 
繰り返す際の注意事項は、
 
(1回目)
いかに早く読了するかにこだわって、ざっと全体を読む
 
(2回目)
理解できないところには時間をかけてゆっくりでよいので、理解することに努めながら一巡する
 
(3回目)
理解している部分は(1回目)と同じペースで素早く済ませ、理解できないところを中心に復習しながら一巡する
 
です。
 
 
「(1回目)いかに早く読了するかにこだわって、ざっと全体を読む」
ここでは、まずその科目の全体を眺めることに努めます。各章が全体の中でどんな位置づけなのかを考えるとよいです。
全体を知ることで、その科目に対するイメージをもつと、理解が進みます!
 
 
「(2回目)理解できないところには時間をかけてゆっくりでよいので、理解することに努めながら一巡する」
ここでは、理解できない部分に時間を割いて、他の本を読んで調べたり分からない部分を何回も読んだりして、疑問点を無くすことに努めてください。(1回目)で全体をみているので、理解できない部分を理解するには他のどの部分を読んだらよいとか、どの他の本に当たったらよいとか、見当が付けやすいです。
 
 
「(3回目)理解している部分は(1回目)と同じペースで素早く済ませ、理解できないところを中心に復習しながら一巡する」
ここでは、(2回目)でも理解できないところがあっても気にせず、(1回目)と同じようにざっと全体を読んで確認してください。
 
 
 
いろんな試験を勉強する中で、これが一番効率よく点数が取れた(内容が理解できた)と思います。
 
 
【2】応用
応用としては、自分の理解の程度を考えて、(1回目)の勉強法を3回繰り返してから(2回目)の勉強法に移るなどすれば、よいということです!
 
 
以上、参考になれば!
 
 

解剖学のおすすめの本

 

解剖学は

 

「解剖学講義」(伊藤 隆, 高野 廣子) 南山堂

 

です!

これは、巻末の索引がしっかりしていて、索引で1つの用語を調べるとそこの行に、日本語、英語が対応していて便利です。

また、分からないことはこの本に当たれば大概解決できました!

 

例えば血管の走行がどこから始まってどこで終わるなど、体系だって書かれているので理解しやすいです。

経済学系大学院の入学までにやらなくてはいけないこと

 

この記事にどれだけ需要があるか分からないんですが、自戒の意味も含めて書きたいと思います。

 

 

自分は元々、経済学系の大学院で勉強、研究していました。

 

その際、大きな壁となるのは、経済学の難易度が学部と大学院で全く違うということです。まー優秀な人は全然大丈夫なんでしょうけど、数学が苦手な自分は大学院での授業がとても辛かったです。

 

というのも、学部の経済学は、数学のレベルとして高校数学、数3程度でどうにかなりました(※)。一方、経済学系大学院での数学を証明まで理解しようと考えたら、理系の学部の物理数学をごりごりやってないと難しいと思います。実際は、計算できるくらいのレベルでよいとは思いますが。

 

 

では、大学院のコースワーク前に達すべきレベルは?

 

1)ミクロ経済学での水準

 

2)マクロ経済学での水準

 

3)計量経済学での水準

 

の3点で話したいと思います。

 

 

1)ミクロ経済学での水準

 

「経済学のための数学入門」(神谷和也、浦井憲) 東京大学出版会

を理解できるまでやりこむのがいいと思います。

 

定理の証明は分からなくても、こういう定理があるなと覚えるだけでもいいと思います。

 

 

2)マクロ経済学での水準

 

「内生的経済成長論〈2〉」(R.J. バロー, X. サラ‐イ‐マーティンなど)九州大学出版会

の巻末の数学補足ですね。正直あまり覚えてはないんですが、これが一通りわかってると楽な気がしました。

 

 

3)計量経済学での水準

 

計量経済学」(浅野 皙、中村 二朗 )有斐閣

が分かってるとだいぶ楽だった気がします。この本も表記は行列なので、行列表記の慣れているとだいぶ楽ですね!

 

統計学としては、古いですが

「経済分析のための統計的方法」(岩田 暁一)東洋経済新報社

ですね。

分厚い本なんですがその説明は色あせず分かりやすかったです。これが難しいなら、より簡単な参考書に戻ってまたこれに取り掛かって理解する、ですね。

 

 

 

これらの本を駆使して、院試が終わってから大学院入学の半年くらいの間に、徹底的に基礎を叩き込むようにすればよいかなと思います!

 

需要はないですが備忘録として笑

 

※もちろん学部でも高度な経済学を扱っているゼミ、授業はあります。

薬理学のおすすめの本

薬理学は

 

「薬がみえる」(メディックメディア)

 

のシリーズですかね。

これは説明が要らないと思いますが、「病期がみえる」シリーズとともにイラストをベースに分かりやすくて、よく売れてますよねー

周りも専らこれだった気がします。

 

イラストを中心に理解するのではなくて、文字での説明の方がよいとなったら

 

「イラストレイテッド薬理学 原書6版 (リッピンコットシリーズ) 」(柳澤など (監修, 翻訳)、Richard A. Harvey (編集))丸善出版

 

です。

 

イラストレイテッドということでイラストもあるんですが、本文の文字での説明がよかったですねー。一章一章がそこまでページ数が多くないので、理解しにくいテーマだけをこれでざっと読んでから、教科書なり授業のレジュメに取り掛かると効率がよいと思います!

 

 

最新版が高いので、旧版を中古で買うのもよいかもしれません!

生理学のおすすめの本

 
生理学のおすすめは
 
「カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版」(坂井 建雄;編集日本医事新報社
 
です。
 
生理学と解剖学を合わせた内容の本です。授業を受けて、この部分分からないなというときに、辞書的に使っていました。分からないことがあれば、たいていこの本に載っているというように、私はだいぶ助かりましたー
 
1トピックが見開き2ページで完結されているので、読む際も小見出しがしっかりしているので無駄なところを読む必要がなかったです。
 
しかも、概念図(グラフとか)がきれいにまとまっているので、記憶に残りやすいです
解剖の図もきれいなのでこれで解剖学を学んでもいいかもです。

組織学のおすすめ本

 
 
組織学は
 
 
入門組織学」(牛木辰男)南江堂
 
です。
 
 
組織学って、ミクロな解剖でどこがどうなっているか理解するのが分かりにくいです。これは、入門とだけあって各組織の要素を簡潔に説明してるので頭に入りやすいです。
 
しかも、組織のイラストがきれいなので、それを画像として覚えることもできます
 
もちろんこの本だけでは足りないかもしれないですが、組織学の全体をざくっと掴みたいとか、高度な内容の組織学の本で分かりにくいから、その説明をもっと噛み砕いてほしいなとか、そういうときに読んでみるとスッと頭に入ってきます!

自己紹介

ども!

30代医学部生の、ひみといいます。誤解を招きそうですが男です!
 
高校を卒業してから、大学、大学院(文系)を卒業して、公務員になった後にふと、医学部受験しました。
奇跡的に医学部に入学でき、現在、大学生となって日々勉強しています。
 
よろしくお願いします!